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mtoolsによる

ここでは,バックアップがもっとも手軽にできるMS-DOSのフロッピーへのコピー について説明する. 使うソフトは,mtoolsと呼ばれるコマンド群で, mdir, mcopy, mdel, mcd などがある. (MS-DOSのコマンドの先頭に「m」をつけた名前)

まず,用意するものは,3.5インチの720K byte (2DD IBMフォーマット) または1440K byte (2HD IBMフォーマット)のフロッピーである.これらは,前者 のフロッピーはMS-DOSであるドライブ(例えばCドライブ)に2DDのフロッピーを 入れて,

 A> format /9 c:
とすればできる.後者のものは,9801RAのフロッピードライブに2HDのフロッピー を入れ
 A> format144
とすればできる.(format144というバッチファイルを作ってある.)

kikoのフロッピードライブにどちらかを差し込む.

% mdir a:
と打ち込むと
% mdir a:
 Volume in drive A is Untitled   
 Directory for A:/

EAS      TGZ      333265    2-21-95   7:17p
TT       GZ       413051    4-22-95  11:38p
ALGO     TGZ      345301    5-07-95   8:46p
PNPM95_&            1888    5-09-95  12:44p
IWAMA_R&            1602    5-09-95   7:10p
      5 File(s)     200192 bytes free
の様に,フロッピーの中身を知ることが出来る.

それではss.tar.gzをフロッピーにコピーをしてみる. (なるべく,圧縮した後のファイルをコピーする方が良い.) ただし,前述の通りファイル名を,ss.tgzとしなければならない. そこで,

 % mcopy ss.tgz a:
とすれば良い.(「a:」とは,フロッピードライブを指している.)

(注意) kikoに入っているmtoolsは,720K, 1440K byteのフロッピーどちらも 「a:」とする.ものによってはa:, b: 等で区別するものもある.

逆にフロッピーからのコピーは

 % mcopy a:ss.tgz .
とする.もしここで,ワイルドカードを使いたいならば,
 % mcopy "a:s*" .
のようにダブルクォーテーションで括る必要がある. (なぜだか分かるかな?)

フロッピーをkiko本体から取り出すには

 % eject
とする.

以上のコマンド使いで各自,重要なファイル等はback upを取っておくこと.



Satoshi Taoka
Tue Nov 14 12:31:22 JST 1995